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なぜ納棺師による湯灌・納棺の儀が必要なのか?
そもそも湯灌は「神仏にお借りしている肉体についたこの世の汚れを清めてからお返しするため」、「変化していくご遺体に処置を施し、人としての尊厳を守るため」に行うものだとよく言われます。そしてできることなら、湯灌や納棺はご遺族やご親族によって行うのが、本来望ましい形です。
しかしご遺族がいざ悲しみの中、目の当たりにすると何もできない、それに加えて、慣れていなければ取り扱いが容易でなく、ご遺体に傷をつけてしまう、肌を露出させてしまい故人に恥をかかせてしまう、そんな結果になりかねません。そのために我々納棺師がご遺族に代わり、適切に処置をし、旅装束に着替えさせ、髪やお顔を整えて、旅立ちの準備のお手伝いを責任を持ってさせていただく必要があるのです。
大切な故人様と過ごす最後のひととき・・・
私たちがご遺族に代わって行う以上、手際よく厳粛に儀式を執り行うだけが全てではありません。ご遺族の深い悲しみと不安を少しでも和らげられるような、そして見送られる故人様がお喜びになるような、穏やかで想いのあふれる最後の時間にするのが、我々納棺師の使命です。
「故人を失う悲しみ」が「故人との最後の思い出」にかわるように、「いいお別れだった」と思っていただけるように、納棺師として誇りを持ち、使命を果たしていきます。